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『週刊少年ジャンプ』 2017年第27号 感想

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さてと。『週刊少年ジャンプ2017年第27号』の感想です。



『ワンピース』第867話 "HAPPY BIRTHDAY"

・ビッグマム回想の後編の巻。セムラ実食→断食→暴走という見事なクリーンヒットとなったリンリン5歳ですけれど,5歳の子供に断食とかよくよく考えたら一般人でもかなり無理ゲーのような気がする。むしろよく6日近くも保ったとも言える。

・で,マザー・カルメルが事態を収拾させに行くわけですが,この能力はそのまんまソルソルの実の能力に見えますよねえ。「パンドラ」ってそのまんま「プロメテウス」と同じ描写だし。同じタイプ...同じタイプの悪魔の実...って考えるよりは,ソルソルの実はもとよりマザー・カルメルの所有物で,それが巡り巡ってビッグマムに至ったと考えるほうが自然な模様。

・となるとその継承はいつ行われたのかが気になるわけですが,最後のセムラのクロカンブッシュはどうなんかなー。思いっきりフェイク臭い気がしますが。ソルソルの実の能力が最終的にビッグマムに渡っていて,マザーが消えた。。。のであれば,普通に考えるとリンリン6歳の誕生日の時に「思いもかけずに」奪取してしまったというのが自然ですけれど。

・マザー・カルメルは政府にリンリンを売り飛ばすつもりだったのだから,リンリンから逃げるために姿を隠すというのは基本的にはない。そうした背景からもこの時マザー・カルメルを意図せずしてリンリンが殺めてしまう→ソルソルの実を継承というのが自然なわけですが,はて,いくら夢中になっていたからと言って子供全員+マザーをも勢いで食べるなんてことはあるかな...というと「それはない」という気がするのですけれどね。

・手のつけられなかったリンリンを自然に育てるに任せ,その後もう一度会いに来て回収するつもりだった...という方が自然な気がするのですけれどね。リンリンの無邪気な暴力をみていると,他の「商品」を傷つけてしまいそうじゃないですか。だったら一旦リンリンから距離を取る。リンリンはマザーに首ったけなのは分かっているでしょうから,影から成長を見守って(自然に育つのを待って)回収するつもりだった...というほうがありそうな気がするんだけれど。

・ポイントはソルソルの実がいつビッグマムに渡ったのかということなんですよ。6歳の誕生日にマザーごと食してしまったのか。あるいはマザーが何処かで死に,ソルソルの実がリンリンの側に表れてたまたま食したのか。あるいは,ビッグマムにソルソルの実のライフを与えることにより,リンリンを制御しようとして逆に飲み込まれたのか。現段階ではいくらでもタイミングと方法が考えられるので,なんとも言えないです。

・なんにせよ,ビッグマムが全員を食するまで一人も逃げられなかったとは考えにくいし,口元に血痕もありませんからね。ただまあ,以前ビッグマムは食人もしそうな描写がなくもなかったので,その可能性も一応留保しておく必要はありそうですけれど。



『約束のネバーランド』

・冒険記が外世界の生きる手引書になっていたというのは面白いですね。もっとも,根っこが寒さに弱いとか,水はイソギンチャクもどきの中に入っているとか,ご都合とも思える設定をぶっ込んできたのは少し苦笑しましたけれど。

・まあ水源まで水を取りに行かなければならないとか,リアルなサバイバル条件を与えてしまうと十数名の統率を取りながらミネルヴァさんのところまでたどり着くにはかなり条件がきつそうなので,生存率を高めるような設定を導入せざるを得なかったのかもしれません・

・むしろこれがミネルヴァさんのテストであって,知恵さえあればミネルヴァさんの場所までたどり着けるように「整えられたサバイバル」だとしたら,一見ご都合に見える設定もさもありなんという気がしてきますけれど。ちょっと上手く行き過ぎている気がしなくもないです。

・GPSまでありますしね。B06−32という場所,世界地図レベルで見れば相当距離の離れた場所なのかと思っていたのですが,すでにエマたちはB00-15まできているという。東西方向でみればもう半分近く来ているということか。予想以上にミネルヴァさんの居場所は近かった。子どもたちが全滅しない程度の距離感といい,やはりテストっぽい印象が拭えない。

・で,野良鬼登場。やっぱり生態系が変ですよね。先週の蛇根っこといい,水を貯めるイソギンチャクといい,鬼も含めて既存の生態系と連続しない生き物ばかりです。鬼の世界にはいつなったのか。鬼の技術で生態系が変わったのか。人間自らが鬼の生態系を生み出したのか。そのあたりも一つの謎です。どことなく「作られた世界観」という印象は拭えない。これで実はVRの世界だったというオチだったらちょっと泣ける。

・それはさておき,野良鬼VS子供じゃ力では勝負にならないですよね。例の冒険記でヒントを探るには時間がなさすぎますし。やはりここは「鬼ごっこ」で巻くとかそういう解決方法なのでしょうか。知性は農場を管理している鬼より見た目低そうですし,子どもたちが野良鬼に勝つとしたら「頭脳」しか無いと思うのですが,如何に。



『ぼくたちは勉強ができない』

・身の周りの僕勉クラスタの反応から見て,うるか>緒方>古橋さんという配列を感じるわけですけれど,センターカラーで案の定うるかさんを持ってきた模様。

・うるかさんですけれど,僕の中ではマリーポジといいますか,ダブルヒロインじゃない立場で主人公を懸想している立場。一番乙女しているところも,一途に主人公を懸想しているところも,一生懸命なところもちょっとダブります。積極性はというとまだ照れが入っている印象ですが,今回のお話も中身を見ればガンガンに攻めていますしね。

・んー,まあ,今回の見所は二つ。自転車の二人乗りでそっと捉まるシーン,それから最後に「全然テキトーじゃないわね」と突っ込んでいたどこかのママですかね。ママさん可愛い(おい)



『左門くんはサモナー』(最終回)

・終わりました。個人的には最近の展開よりも,初期の「掛け合い」が好きだったです。この作品の良いところはやっぱりテッシーと左門くんの「掛け合い」だったと思うので。長丁場が終わり,そういういつもの日常に戻るのかとおもったのですが,それは先週の妹さんネタで済ませたということなのかな。

・なんにせよ沼駿先生,お疲れ様でした。(一応,円満エンドなんだと思っています)





『僕たちは勉強ができない』第1巻 キンドル版はこちら

まだ買っていないのですけれど,印刷版は重版がかかっているとか。重版はうれしいですよね。マニーもさることながら「作品が受け入れられている証拠」ですから。マニーも作品評価もうなぎのぼりになることをご祈願しております。

そういや,結局,特別なチケットは発行されたんですかねえ...?(第1話)






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